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 2009年09月 

バナナの皮 

20090917_01.jpg踏んだらすべるとわかっている。でもそれが床に落ちているのを見たら、踏まずにはいられなくなる。それがバナナの皮。昔からコントなどで使われてきた、いわゆる「お約束」ネタではもともと、踏んですべる人の視界にバナナの皮は入っていない。気付かずに踏んでしまったハズだ。

しかしそれが広く一般に定着してしまい、「バナナの皮=すべる」の式が確立されてしまうと、今度はバナナの皮をわざと視界に入れて、「行くぞ、すべるぞ」という合図を見ている側に送るようになる。見ている側もそれを期待して、すべる前からクスクスと笑い出す。

バナナの皮をわざと視界に入れてからすべるというのも、また定着して新たな「お約束」になってしまうと、今度は「あえてすべらない」というフェイント&スルーというパターンが出てくる。それはそれでまた、「すべらへんのんかい!」的ツッコミを誘うものとして笑いを誘う。

「バナナの皮」芸を例に出しはしたが、これは他のことにも当てはまる。「お約束」は安心できるが、刺激は少ない。安心に支配されると、ほんの少しの刺激でも魅了されてしまう。エサだとわかっていても、釣られてしまう。あえて食いついてしまう。