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クサラ デントリペア 2008年7月 

20080706_01.jpgデントリペアというものを初体験してキました。デントリペア、ご存知ですか? 要はボディパネルのヘコミを修理する工法のひとつなんデスけど・・従来だとそういった修理は「鈑金塗装」というのが一般的でした。この塗装というのが厄介で、塗るのも乾かすのもホコリが大敵。そのために数日間クルマを預けなければならないと。しかもボディのペイントというのは経年劣化で退色していくモノ・・鈑金職人さんの調色によってはとんでもない結果になったりとか(汗。

そんな心配がいらないのがデントリペア。塗ることなくヘコミを治すという、アメリカ生まれの技術なんだそうデス・・ただし塗装が傷付いていないコトが前提デスがね。よくある「エクボ」とか雹(ひょう)害というのに効果大というコトです。


で、なんで自分がデントリペアを初体験することになったのかと言うと・・駐車中、知らない間にエクボ傷を付けられてたんデスね。おそらく隣のクルマのドアアタックだと思いマス。これまでにも何度かそういった小キズを付けられた経験はありました。そういった類のエクボはよ~く見ないとわからない程度でした。というのも欧州車のボディパネルは鋼板が厚めなんデスよね。ですから少々の接触ではそれほどヘコまない。しかし今回のはかなりヒドイ(汗。ちょっと離れたところからでも、明らかにヘコんでいるのがわかるほどデス。あれだけヘコまそうとすると、結構思いっきりボカーンッとブツけないといけないと思うんデスよね。いったいどんな無神経なヤツがやったんだよ(泪。

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さて、今回デントリペアをお願いしたショップはデント滋賀さんです。エクボ付けられた後すぐにネット検索して見つけたショップさんです。代表の方のご自宅に併設されたガレージが仕事場という感じですね。このガレージが「男の隠れ家」っぽい感じで、何だかワクワクします(笑。


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ガレージの隅にある赤いヤツはフェラーリ348だそうデス。代表の方の所有物デス。


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これがデントリペアのメインツールです。ボディパネルの裏側からヘコミ部分を押し出すための道具です。大小さまざまなツールがありますね。


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そして照明器具。ヘコミを正確に見るために直管蛍光灯を塗装面に映り込ませたりもされてました。


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作業風景です。ツールをボディパネルの内側、ヘコミの裏側へ挿し込むことができれば作業可能というのがデントリペアなんですが、今回の場合は位置が難しくて後席の内張りを一部剥がしての作業となりました。あくまでも少~しずつ少~しずつ、ヘコミを押し出していきます。でないと塗装表面を割ってしまったりしてしまうんだそうです。そんなことになれば再塗装・・つまりデントリペアをする意味がなくなってしまうワケです。


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裏側からツールで押して、表側からちょっとたたいて・・そうやって表面を整えていく地味~な作業です。たたくのはハンマーですが、もちろんハンマーでボディを直接たたくワケもなく、樹脂製の棒状のツールを・・そう、クギを打つような感じで作業されてました。


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こちらは修理前。画像中央付近の映り込みが不自然なところがエクボです。作業前にヘコミがよくわかるようにコンパウンドで磨いてありマスが、その前は相手車の塗装と思われる白っぽい色がエクボ中央にシッカリと残留しておりました。パッと見、エクボは直径1~2センチ程度に見えマス。が、実際のヘコミはその周辺数センチの範囲にまで及んでおりマス。今回は5センチのヘコミ修復ということで、料金は2万円となりました。


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そしてこちらがデントリペア後。映り込みがゆがんでいたところがなくなってるでしょ? 今回のエクボ・・前述したとおり、かなり思いっきりドアをブツけやがったようで、塗装表面が少しだけヘコんでおりました。なのでパネルのヘコミは修正できましたが、表面はコンマ何ミリかのヘコミが残っておりマスorz。でもそんな小キズは使っていれば付いていくもの。ボディパネルに顔を押し付けて、舐めるように見ていかないとわからない程度の痕跡にまで復元できましたのでヨシとしましょう。今回のヘコミの近くにもうひとつ、軽~いエクボがあったので、ついでに治してもらいました。1回のリペアで2個め以降のヘコミは料金半額ということで、2か所のリペア総額が2万4千円となりました。

所要時間は1時間半・・ホントは約半分の40~50分で終わったんデスが、作業終了後に自分もオッケーの確認を出し、内張りも元に戻して・・というところで、「すみません、もう一回やり直しさせてください」と。素人目には充分オッケーだったんデスけど、最後の最後にもう一度確認したら、プロとしてはどうしても納得いかないところがあったとのこと。マジメなシゴトぶりで好感が持てますね。ディーラー各社さんからもシゴトの依頼を受けておられるそうで、それも頷ける話かなと。心強いショップを見つけることができました。


【散財メモ】
デントリペア(2か所):24,000円
計:24,000円

コメント

大変でしたね(^^;

笑窪って気になりますよね(^^;
板金するとお金も掛かるけど時間もかかる。
まぁ・・・私の車はへこむ前に割れますけど・・・苦笑

エクボのヒミツ

闇朱サン
どもども。
デントリペアの職人さんとも話してたんですが・・
あの位置にエクボを作れるのって・・
[1]同じ向きに停めたクルマの後席右ドア
[2]反対向きに停めたクルマの前席左ドア
・・このいずれかだと思いマス。
いずれにせよ運転手ぢゃない、同乗者の仕業の可能性が高いはず。
※右ハンドル車が大半を占めているという日本の自動車事情において※
ゆえに、クルマの傷には無頓着、無関心なんでしょかね。

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