トキヲ紀行 2010皐月 その11
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2010年5月3日(月) 憲法記念日 第5話。
飛鳥山というのは、東京における代表的な桜の名所らしいです。その歴史は江戸時代、8代将軍 徳川吉宗の治世にさかのぼると。吉宗は「庶民にも花見を」と、飛鳥山に桜を植樹したんだそうな・・と、アド街ック天国で言ってました(笑
そしてこの飛鳥山は都電 荒川線にとっても重要な箇所です。それは足を運べばすぐにわかるのです・・


このとおり・・飛鳥山から王子までの間、都電は路面を走ります。現在はほとんど専用軌道を使用している都電 荒川線ですが、この区間だけは併用軌道・・自動車が走る道路にレールが敷いてある、いわゆる路面電車として運行されております。


地元滋賀では京阪電車にわずかながら路面を走行する区間が残されており、その電車の脇をクルマで走った経験もありますので、はじめて見るワケでもありません。しかしここは東京・・大都会東京にもまだこんな区間が残されているなんていうことが驚きなのです。ちなみに交差点でクルマに乗って信号待ちしているとき、すぐ脇を電車がすり抜けていくのは結構ドキドキしますよ・・小さいとは言え電車ですから、乗用車と比べればそれなりのデカさですもんね。

路面を走りますので、飛鳥山「駅」から出てすぐの交差点では信号待ちもしますし・・

王子からやってくると、坂道で信号待ちをすることもあります。ちなみにこの坂の信号、都電運転士にとっては最大の難所らしいです。停まったら当然、坂道発進ですからね(汗。何も気にもしていないクルマの運転手が、電車の直後に付いたりすると、非常に危ういことになったりもするそうです。電車だって坂道では下がっちゃいますからね。

そんなとき、同じ東京都交通局の仲間が助けてくれるんだそうな・・都電が坂道信号で止まりそうになったら、後ろを走っている都バスがすかさず割り込んで、都電の背後をガードすることがあるそうです。もしズリ下がってしまったとしても、都バスに接触するだけでおさまる可能性があるかららしいです。すばらしき共存共栄・・

都バスのバックアップの話もおもしろいですが、この写真を見てください。なんと後発の都電が先発の都電に追いついてしまってます! 路面区間の交通事情や乗降客の状況で多少は遅れてしまうこともあるワケですが、3分から5分間隔で運行されてますからこうやって追いついてしまうこともしばしばあるんでしょう。こうして見ると、都電は電車というよりバスに近いですね。

こちらは都電 荒川線にいくつかある立体交差のひとつ。飛鳥山の次の「駅」、王子のすぐそばにあります。


この立体交差の上は、JR京浜東北線の線路で、高架の下は駅舎になってます。


こちらは都電の王子「駅」・・時間帯の関係でしょうけど、JRのガードで日陰になってます。でも雨の日は濡れずにJRと都電の駅を行き来できそうで便利?

ガード下の歩道橋で写真撮影していたら、大音響が聴こえてきました・・KAT-TUNの痛トラック(?)でした。
- [2010/05/30 23:59]
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