C5雑感 その1 

20140818_01.jpg一部の方(笑)からシトロエンC5のインプレッション記事を書いてほしいとご要望いただきまして・・また、自分でも書きたいなとは思いつつ、まとめるのが面倒でつい先送りにしてしまっていました。せっかくご要望いただきましたので、インプレッション、書いてみたいと思います。ただ、初代C5というクルマ、デビューしてからだいぶ経ちますし、モデルチェンジで絶版になってからも少し経ってます。自動車雑誌をはじめとしたメディアで腐るほどインプレッション記事を書かれていますし、ありきたりの「いかにも」なものを今さら期待されてもいないでしょう。ならばここは「ハイドロど素人」の視点から、なりゆきでC5乗りになった者としてのインプレッションをやってみようではありませんか。



しかしこのシトロエンC5というクルマ、外観デザインも個性的なところがありますが、その走り・乗り味というのも個性的なのであります。日々の通勤と先日の琵琶湖一周行、そしてディーラーさんへの行き来でちょっとだけ走った高速道路での印象など、自分なりの表現で少しお伝えしてみたいと思います。あくまでも個人的な感想です。

まずは室内空間から・・運転を始める前、乗り込むところからそのクルマとの接触が始まるワケですし、ショールームでも試乗より先に展示車に乗り込むところから始めますもんね。

運転席にはシートリフターが装備されていますが、最も下げた位置で使用しています。当然、着座位置は低くなるのでダッシュボードやインパネが相対的に高くなります。しかしそれでも囲まれ感が強すぎる感じはしません。もっとも、これまでに乗り継いできたクサラやC2など、よりコンパクトなクルマの場合、室内空間の容積が絶対的に小さくなり、かつ5名や4名の乗車定員をその中に収めようとすると、必然的にバックレストを起こして背筋を立たせ、ヒップポイントも上げ気味にして乗員の脚を折り畳ませることが必要となります。そういう座り方をすれば、上半身は車室内の上の方へ上がってきます。すると各窓ガラスの下端との関係で、乗員の視界がより開放的になります。

それに比べればC5はは室内長をはじめとして空間的にはより余裕があるためか、シートリフターが装備されていない座席に座っても、結構低めになっています。もともとから着座位置を低くする設計が採られたのでしょうか・・それでも閉塞感・圧迫感を感じにくくなっています。まぁ自分の場合、もう1台のメガーヌR.S.というクルマに乗っていますから・・こちらはスポーティー感の演出でしょうか、わざと囲まれ感を強くするデザインが採られていて、窓ガラスの下端もずいぶん高めの位置にあります。これに慣れてしまえば、ほかのクルマはより開放感を感じることが多いです。で、C5・・運転する時の前方の見切りは、ボディの大きさの割にそう悪くないです。路面の側線上にフロントタイヤを乗せて走ることも、そう難しくはありませんでした。

座席に座ってまず感じるのが、シート座面の当たりの柔らかさです。これまでに乗ったシトロエンがクサラのVTR(クーペ)と、C2のVTRという、小型でスポーティに振ったグレードでしたので、「シトロエンらしい」柔らかいシートではありませんでした。今度のC5はミドルクラスのサルーンですから、さすがの掛け心地と言ったところでしょう。それでも昔のCXやDSのように「ソファのように」ブファッと沈み込むような柔らかさはありません。あくまでも当たりは柔らかく、芯のクッション(アンコ)はパンッと張っていてシッカリしている感じです。

ひとつ気付いたのですが、このC5のシートはクサラやC2のようにお行儀よく背もたれを立たせて座ると、ヘッドレストが前に来すぎるように思います。ヘッドレストにも高さや角度を調整する機構が装備されているのですが、どうしても後頭部に圧迫感を感じてしまいました。これを回避するには背もたれを少し倒すしかない・・自分の場合、いわゆる「ダンナ姿勢」でちょうどよくなりました。まぁ、オートマですから、クラッチペダルに足が届かず・・という心配もありませんし。ただ、運転席からの見晴らしはより低い位置からのものになりますから、幅寄せとかバック駐車などのときにちょっと見切りが悪くなってしまい、その時は背もたれから背中を浮かせて前をのぞき込む格好になることもあります。だったらシートリフターで着座位置を上げろよ、って話ですが。

あと、室内幅が広いのはゆったり感があっていいのですが、運転中の「腕のやり場」に困ってしまいます。右ハンドルですので、シート左側にはアームレストが付いていて、左腕はそこに乗せることができます。しかし右腕が・・ハンドルを握っていちばんいい(時計で言うと「20分」ぐらいの)位置に手を添えると、ヒジが宙ぶらりんになってしまいます。ドア内張りにもヒジを掛ける場所があるのですが、室内幅が広いため、自分の短い前腕では届きにくい・・太ももの上に腕を下ろせたらいいのですが、それはもっと届かない。ハンドルにはチルト&テレスコピックの調整機構が装備されていますが、目いっぱい下げた状態でも腕をヒジに届かせることはできませんでした。これまでに乗ってきたクルマで、こんなことは初めてですね。C5のシートがよほど低いのでしょうか・・だったらシートリフターで着座位置を上げろよ、って話ですが(苦笑

と言うように、シートポジションについては、おそらくまだ調整がバッチリ決まっていない、という状態なのでしょう。時間が解決してくれると思います。

C5の室内空間でちょっと気になる箇所がもうひとつあります。しかもそれは調整できない・・Aピラーです。特に運転席がある右側。琵琶湖一周したときも、右コーナーで対向車が死角に入ってしまうことが何度もありました。ワインディングロードだけでなく、街中の交差点でも見づらいなと思うことが・・Aピラーの太さ、角度、運転席からの距離、そんなものが関係しあって鬱陶しくなってしまっているものと思われます。これもシートのポジション調整でいくらか改善できればいいのですが・・視界確保は安全に関わる大事なことですから。

C5の助手席や後席については、乗せてもらったことがないので、何とも言いようがありません。自分がこれまで所有したクルマの中で、ホイールベースは最長です。そのおかげもあって、運転席シートを結構後退させてもBピラーが目ざわりになったりはしません。代車で初代C3を借りたことが何度もありますが、運転席に座ると顔の横にBピラーが来てしまって目ざわりに感じたことがありました。C3から降りるときBピラーにヒジをぶつけてしまったりも。C5ではそんなことがありませんね。ちょうどいい位置関係。

室内空間はこんな感じですかねぇ・・もっと長く乗り続けると、気になっている箇所が気にならなくなったり、新しく気づく箇所が出てきたりもするんでしょうね。

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