あぶりだし 

20160803_01.jpg「パソコンが立ち上がらないときがある」・・ということは、立ち上がることの方が多いんですね? なので「困っているからどうにかしてほしい」と言われましても難しいワケです。現場を見に行くとたいてい、問題なく動いているワケです。再起動したり、一度シャットダウンしてから電源オンしたりしても、やはり問題なく起動するのですよ。でも現場が困っていることはよくわかるんです。おそらく、うまく起動しないときはすごく切羽詰まるのでしょう。だから力になってあげたいのですけど・・すんなり起動してしまうのだから仕方がありません。そうなると、「どうすれば起動しなくなるか?」の検証です。メンテナンスは「うまく起動するように」するものなのですが、どういう状況なら起動しないのかを調べるのが実は先決だったりします。その「確実にダメ」な状況を見て、手を入れるべき箇所を探っていくワケです。



これってなんか聴いたことあるな?と思って考えてみると・・心臓が悪くなって倒れる前、病院でおこなわれたトレッドミルという検査方法と似ています。心臓に発作が出る状況をあえて作り出して診断するワケですね。あのときそれで原因は突き止められたのですが、それが引き金になってより悪い状況になってしまった、とも言えるワケで・・それも良かれと思ってされたことですし、後のことなんてわからないワケですから。

パソコンのほうに話を戻すと、筐体の縦置き横置きを変更した後の起動テストでとうとう症状を出せました。その後PCIスロットに装着されたあるボードを取り外したら起動するようになりましたので、そのボードかマザーボード側のPCIスロットかのどちらかが悪いのであろうとの診断を出せました。とりあえず「あたり」は付けられたので、あとはそのパソコンをどうするか?というステップに進めることになりました。ごく普通に事務用として使っているパソコンなら手っ取り早く部品交換でもするのですが、現場に入れている検査設備のコンソールPCだからそうもいかない・・あとは納入業者と相談でしょうな。

自分が依頼を受ける立場になるとすごく厄介に思うのですが・・たとえばクルマに不具合が出るとする。その不具合は常に出ているワケではなく、ときどき出る。毎日乗っている自分としては治してほしい。でもクルマ屋さんに修理に出すと・・症状が出ない(苦笑。「症状が出ないので手を付けられません」と・・はぁ、ごもっともですよ。ですけどね、自分みたいに「どうすれば再現するか?」をいろいろと考えてみてくださいよね。「他のお客さんもあるのでそればかりに掛かりっきりになれない」だなんて、やる前から言ってはいけませんよね。と、自戒の念も込めて言ってみようかと思います(クレーマー:笑。

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