ホンダ N-VAN 試乗
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新発売のホンダ N-VANを見に行ってきました。アクティ バンやバモスの後継車として発売されたN-VANは、いちばん売れている軽自動車のN-BOXをベースに開発されたとのことで、その外観も非常に似ています。これは走りも乗り心地もなかなか好印象だったN-BOXに近い商用車ができたのではないかと、期待して試乗に臨みました。
見た目はN-BOXに似ています。サイドパネルに3本のプレスラインが入っているのと、ハイルーフ仕様があるというのがN-BOXとの違いではあります。では、いざ試乗・・
運転席に乗り込んで、動き始めてすぐ気付きました。運転姿勢に違和感が・・ステアリングホイールとシートとの位置関係、何か遠いのです。両ヒジがピンと伸びきってしまうような姿勢。シートが後ろに行き過ぎているのか?と前へスライドさせると、今度は足元が窮屈に・・特にアクセルペダルを踏む右足、右のヒザが強く折り曲がった状態を保たなければなりません。それだと脚が疲れるので、少しマシな位置にシートを後方へスライドさせると、腕がピンと伸びる。ステアリングホイールのチルト機構を上下させたり、いろいろと試してみましたが、最後までシックリくるポジションを見つけることができませんでした。ちなみにシートの高さ調整機構は付いていません。
あれ?N-BOXって、こんなにドライビングポジション、酷かったかなぁ、と、N-VAN試乗直後にN-BOXの運転席に座ってみたところ・・全然違いました。N-BOXの運転姿勢はもっともっと楽でシックリくるものでした。腕は適度に余裕ある状態で、右脚は前へ自然に投げだせる状態の位置にアクセルペダルが来る。座面の高さもN-VANよりかなり低めで、ハイトアジャスターで最も高くしても脚の角度は自然なまま。これだよ、これ・・前に試乗したときの感じ。
N-VANは商用車・・少しでも荷物を積めるよう、運転席をミリ単位で前へ追いやっているんでしょうね。その証拠にダッシュボードの前後長もN-BOXよりだいぶ短い、ステアリングコラムもより前に行っていて、だから遠く感じたのでしょう。そのおかげで前方視界はN-VANのほうがずっと見晴らしよくなっていますが。
ということで、見た目はN-BOXと非常によく似ていますが、中身はまったく別モノという印象のN-VANは、価格的には実はわりと近くて、安くはありません。なのでN-VANをあえて選ぶというのは、日常的に荷物を本気でたくさん積みたい場合や、助手席側ピラーレス構造を活かして大きな荷物の積み下ろしが必要な場合のみなのではないかと。なので自分のような者にとっては、N-BOXを選んだほうが満足度が高いと思ったのでした。試乗してみなければわからないものですね。
- [2018/07/18 00:05]
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